2013年度「Tカード提示で被災地の子どもたちに笑顔を。」プロジェクト 福島県相馬市に子どもたちの屋内型の遊び場を建設する取り組みを開始

株式会社Tポイント・ジャパン

 
~設計は伊東豊雄氏+クライン ダイサム アーキテクツが手がけます~
 
 株式会社Tポイント・ジャパン(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:増田宗昭)は、2011年より実施している東日本大震災被災地域の子どもたちとコミュニティの場を支援するプロジェクト「Tカード提示で被災地の子どもたちに笑顔を。」の一環として、2013年7月19日より、福島県相馬市に子どもたちの屋内型の遊び場を建設する取り組みを開始いたします。
 
 Tポイント・ジャパンは、本プロジェクトを通じて、2011年度に宮城県南三陸町と岩手県釜石市に「みんなの児童館」を建設、また2012年度には、東日本大震災被災地支援として「みんなの家」プロジェクトに取り組まれている伊東豊雄氏と被災地支援へのコンセプトが同じであることを受け、伊東氏および、大西麻貴氏の協力を得て、宮城県東松島市に子どもの遊び場「こどものみんなの家」を建設いたしました。
 今年度も、昨年度に引き続き伊東豊雄氏と共に、子どもたちが安心して元気に遊ぶことができ、また子どもたちを連れてくるご家族がコミュニティの場としても利用ができる、屋内型の遊び場を福島県相馬市に建設いたします。建設費用は、日本全国で日々Tカードをご利用いただいている4,602万人のT会員の皆さまからのTポイント募金や、様々なチャリティー企画を通じてTポイント・ジャパンが拠出いたします。
 
 屋内型の遊び場の建設は、伊東豊雄氏と同氏の呼びかけにより賛同いただいたクライン ダイサム アーキテクツが手がけ、2014年2月末の完成を予定しています。
 
 Tカードをご利用のお客さまは、プロジェクト特設サイト(http://tsite.jp/r/cpn/tj3/play.html)を通じて、お持ちのTポイントを1ポイントから募金ができます。ご支援いただいたTポイント募金は、1ポイント1円に換算され、福島県相馬市に建設する子どもたちの屋内型の遊び場を建設する費用へ寄付いたします。
 
 Tポイントは、これからも「人のため・人と人や社会をつなぐみんなのポイント」となることを目指して、Tポイントアライアンス企業103社のネットワークと、日々Tカードをご利用いただいている4,602万人の お客さまとのネットワークとをつなぐ継続した支援に取り組んでまいります。
 
 
【福島県相馬市に子どもたちの屋内型の遊び場を建設する取り組みの概要】
■実施期間: 2013年7月19日(金)~2014年3月31日(月)
■建設費用: 3,000万円
 ※資材メーカーからのご提供、ボランティアスタッフによる建築作業等も予定
■建設費用の拠出:
 ・Tポイント募金
 ・チャリティー企画の実施による株式会社Tポイント・ジャパンからの費用拠出
■建設件数: 1軒(広さは50坪前後)

■設計: 伊東豊雄氏+クライン ダイサム アーキテクツ
■完成予定時期: 2014年2月末
■プロジェクト特設ページ: http://tsite.jp/r/cpn/tj3/play.html
■寄付の流れ: 株式会社Tポイント・ジャパンが寄付金全額を建設に関する費用にあて、建設した施設を相馬市に寄贈いたします。
 
 
【相馬市での建設について】
Tポイントはこれまで、子どもたちの遊び場や地域のコミュニティが求められている場所に、児童館や子どもたちの遊び場を建設してきました。被災地では今もそんな場所が足りておらず、求められていることを支援活動を通じて感じ、Tポイントは新たに、子どもたちの遊び場をつくることを決めました。具体的にどの地域で求められているのかを知るために、各地域の行政やNPOの方たちにお話をお伺いしましたが、震災から2年以上の月日が経過し、現地には、様々な意見がありました。支援に対するニーズはあるものの、求める支援のあり方はさまざま。そんな中、福島県相馬市には、子どもたちが安心して遊べる屋内型の施設が1つもなく、市としても、地域の方々としても、この施設を求めていることを知りました。市や子育て支援に携わる方々との打ち合わせを重ね、寄贈後に運用ができること、地域の方々が喜んで利用してくださることを確認することができ、相馬市での建設を決定いたしました。
 
 
【伊東豊雄氏について】
1941年生まれ。1965年東京大学工学部建築学科卒業。主な作品に「せんだいメディアテーク」、「多摩美術大学図書館(八王子キャンパス)」、「2009高雄ワールドゲームズメインスタジアム」、「今治市伊東豊雄建築ミュージアム」など。日本建築学会賞作品賞、ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞、王立英国建築家協会(RIBA)ロイヤルゴールドメダル、プリツカー建築賞など受賞。東日本大震災後、被災各地の復興活動に精力的に取り組んでいる。仮設住宅における住民の憩いの場として提案した「みんなの家」は、これまでに宮城県仙台市、同東松島市(2軒)、同岩沼市、岩手県釜石市(2軒)、同陸前高田市に完成し、現在も数軒の計画が進んでいる。2011年に私塾「伊東建築塾」を設立。若く優れた建築家の育成を目指す養成講座や、国内初の試みとなる児童対象の継続的な建築スクール、子ども建築塾を開講し、建築と社会のつながりを深める活動を行っている。
 
【伊東豊雄氏のコメント】
Tポイント・ジャパンは、震災後、被災地の子供達の支援活動を続けています。私達はこの活動に共感し、東松島市の仮設住宅地に「こどものみんなの家」をコラボレーションしました。平坦で無味乾燥な仮設住宅地のなかに建てられたこの「みんなの家」は、絵本のなかの家がそのまま建ち上がったような可愛らしい建築で、多くの子供達に夢と元気を与えています。今回は再びTポイント・ジャパンと、福島県相馬市で子供達の遊び場としての「インドアパーク」をつくることになりました。原発の影響で、思う存分屋外を駆け回ることをためらっている子供達も、楽しく遊べるような場所を提供したいという願いから、この企画は生まれました。皆様の温かい御気持を結集して、一日も早くこのプロジェクトを実現したいと思います。御協力の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
 
 
【クライン ダイサム アーキテクツについて】
アストリッド・クラインとマーク・ダイサムにより1991年に東京に設立。建築、インテリア、公共施設といった複数の分野のデザインを手掛けるマルチリンガルオフィスとしてグーグル、ツタヤ、ソニー、ナイキ、資生堂等をクライアントに持つ。主な作品に「DAIKANYAMA T-SITE」、「SHISEIDO THE GINZA」、「Google Tokyo」などがある。また「Design for Asia」、「World Architecture Festival」、「Wallpaper Design Award」等を受賞。現在では世界660以上の都市で開催されている世界規模のプレゼンテーションイベント、PechaKucha Nightの創始者でもあり、東日本大震災直後に開催したチャリティイベントでは100を超える世界各都市で被災地や日本を応援するプレゼンテーションが行われ、多くの寄付を集めることとなった。
 
【クライン ダイサム アーキテクツのコメント】
震災以来被災地の子供達の生活は一変し、今なお野外を自由に駆け回って遊ぶことにためらわれる地域もあります。今回私達が作るのは、子供達が安全に楽しく遊ぶことのできる「インドアパーク」です。この施設を心待ちにしているのは、きっと子供だけではないでしょう。未来を担う子供達の安全と幸せを心から願うのは、家族であり、わたしたち大人ではなかったでしょうか。このプロジェクトを前に、私達は奮い立つ思いでいます。近所の子供同士や親同士が気軽に集まって遊んだり、話したりできる安全な場所を作り、豊かで温かい地域社会が生まれる一助となるよう、私達の職能を尽くしたいと思っています。買い物をした時に得たTポイントを寄付することで、地域の大人だけでなく広く多くの人が被災地の子供達への思いを「インドアパーク」という形で届けることができます。どうぞ皆さん、このプロジェクトの実現にご協力ください。

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本件に関するお問い合わせ

株式会社Tポイント・ジャパン
広報担当:安藤
TEL:03-6800-4464