「共感」を生む顧客体験を。CCCグループのアセットを活用した体験型プロモーション

CCCグループは、これまで培ってきたオフラインでの顧客体験の創出やデータベースマーケティングのノウハウを活かし、空間・イベント・データなどを組み合わせて、企業とお客さまをつなぐ「体験価値」の共創に取り組んでいます。(2025.10.03 up)

店舗運営の知見を活かした顧客体験の創出

「モノ消費」よりも「コト消費」へと消費者の価値観がシフトしている昨今、私たちは、顧客体験によって生まれる「共感」が購買へつながる時代であると捉えています。私たちは長年の店舗運営で、お客さまにどのように体験して喜んでいただくかを常に考えながら、店舗を中核としたコミュニティをつくり、イベント体験や商品提案を通してお客さまの「共感」が高まる機会を生み出してまいりました。その知見を活かし、体験型イベントのプロデュースやCCCの運営店舗を活用したメディアプロモーションなどの手法を用いて、企業とお客さまがより強固な関係を構築するための支援をしています。

地域に寄り添い、多彩な体験を生む全国の店舗

私たちの運営する店舗にはさまざまな特徴があります。「蔦屋書店」は、居心地のよい空間を基盤に、コンシェルジュと呼ばれる各ジャンルの専門家が、商品の背景にある物語を丁寧に引き出した提案を行っています。また、「TSUTAYA」「TSUTAYA BOOKSTORE」は、地域ごとのお客さまの層やエリア特性を踏まえて、ライフスタイルが豊かになる商品提案やイベントを展開しています。例えば、子育て世代が多い地域ではファミリー向けイベントを、情報感度の高い方々が集まる店舗ではトレンドを意識した体験企画を実施するなど、地域に寄り添ったアプローチを行っています。

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“大人のための文化の牙城”をコンセプトとする「代官山 蔦屋書店」
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書籍とともに地元の逸品をご提案(TSUTAYA BOOKSTORE 福岡空港)

店舗はそれぞれに独自性を持ちながらも、共通して「偶発的な出会い」を生み出す空間設計となっており、目的買いだけでなく、思いがけない商品やサービスに触れることができます。さらに、全店で年間10,000件以上のイベントを実施しており、店内でのワークショップやトークイベントから、周辺エリアを巻き込んだ音楽ライブやマーケットイベントまで多種多様なコミュニケーションの場を創出しています。このように特色ある全国の店舗の中から、その時々で最も適している店舗活用の形をご提案します。

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地域に根差し、地元を盛り上げる夏祭り(柏の葉T-SITE)

店舗体験を最大化するプロデュース

適切な店舗選定やブランドの思いが伝わるコンテンツ企画を実現するのが、実際に店舗運営の経験を持つイベントプロデューサーです。各店の特色を理解しているため、店舗空間を最大限に活かした顧客体験の設計に長けており、現場目線に基づいた企画をプロデュースすることが可能です。また、Vポイントデータを活用することで、ターゲット層が多く来店する店舗をデータに基づいて選定できるほか、顧客データの「見える化」により、より効果的な体験設計ができます。
さらに、CCCグループおよびパートナー企業のアセットを掛け合わせることで、多様なタッチポイントが設計できます。出版、ECをはじめとするデジタル領域など、あらゆる接点を組み合わせることで、多角的な顧客体験を実現します。

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店舗を活用したプロモーション。体験イベントを軸に、オフライン/オンラインのコミュニケーションプランを設計、実行まで担う

クラウドファンディング×店舗での偶発的な出会い――CCCのアセットを活用したプロモーション事例

CCCグループのアセットを活用して、オフラインとオンラインでお客さまの共感を生む体験を企画した事例をご紹介します。デロンギ・ジャパン株式会社(以下、デロンギ)の新商品「リヴェリア 全自動コーヒーマシン」の発売にあたり、CCCグループである株式会社ワンモアが運営するクラウドファンディング「GREEN FUNDING」と「蔦屋書店」の店舗を掛け合わせて、発売前の認知と話題作りを形成するプロモーションを行いました。
デロンギはすでに多くのファンがいらっしゃいますが、既存顧客だけでなく新規顧客を取り込みたい、また発売前に市場の声を拾い一般発売時のプロモーションに活かしたいという思いをお持ちでした。そこでまず、全国発売に先駆けてクラウドファンディングを開始することで、情報感度の高い層へいちはやく訴求を行い、にぎわいを作りました。

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開始24時間で支援者が200人を上回る。最終的に支援総額175,825,158円、支援人数892人に達成し、大盛況となった

さらに、クラウドファンディングの開始に合わせて、「六本木 蔦屋書店」「梅田 蔦屋書店」「六本松 蔦屋書店」で実機展示と試飲会を順次開催しました。3店舗で時期をずらしながら段階的に開催したことで、実施時期が後になるほどクラウドファンディングの認知率も上がり、実機に触れることを目的とした方にも多くご来店いただきました。また、試飲会がきっかけとなりクラウドファンディングを支援される方も多く、リアルでの体験がオンラインの購買に繋がった事例となりました。

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製品説明を聞きながら試飲されるお客さま。実機に触れることで機能性の高さを実感
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POPやチラシにクラウドファンディングサイトへの導線を設置

今回のお取り組みは、「GREEN FUNDING」がクラウドファンディングと店舗展開というオンライン・オフライン双方でお客さまとの接点を創出できることにご期待いただき、実施をご決定いただきました。さらに、Vポイントを"貯める・使う"ことができるサービスである点についても高くご評価いただいております。
また、従来のデロンギの販売チャネルは家電量販店が多く、目的買いのお客さまとの接点がメインでした。今回は「蔦屋書店」で展開することで、家電の購入を目的としていないお客さまに対してデロンギとの偶発的な出会いを演出できたこともご評価いただきました。

今後も私たちは、これまでのノウハウを活かし、企業とお客さまとの確かなつながりを育む顧客体験を共に創っていきたいと考えています。

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