「Tカード提示で被災地の子どもたちに笑顔を。」プロジェクト『子どもたちの遊び場をつくろう』を7月18日より開始いたします

カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社

 
~4,093万人のTポイント募金×建築家・伊東豊雄氏~
 
 日本最大の共通ポイントサービス「Tポイント」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(東京本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:増田宗昭、以下「CCC」)は、被災地域の子どもたちと、被災地域のコミュニティの場を支援する「Tカード提示で被災地の子どもたちに笑顔を。」プロジェクトの一環として、世界的に活躍されている建築家の伊東豊雄氏と共に、2012年7月18日より、日々Tカードをご利用いただいている4,093万人のT会員のお客さまからの「Tポイント募金」によって取り組む『子どもたちの遊び場を作ろう』を実施することとなりましたので、お知らせいたします。
 
 CCCは、昨年度、Tポイントアライアンス企業と共同で東日本大震災の被災地でこれからの未来を担う子どもたちのための児童館を建設する「Tカード提示で被災地に児童館を。」プロジェクトを行い、宮城県南三陸町と岩手県釜石市にそれぞれ児童館を建設いたしました。2012年4月2日からは、継続した東日本大震災被災地支援として、被災地域の子どもたちとコミュニティの場を支援する「Tカード提示で被災地の子どもたちに笑顔を。」プロジェクトを行っています。一方、伊東豊雄氏は現在、10万人以上の人々が家を失い、無味乾燥な仮設住宅での厳しい暮らしが続く中、より人間的で居心地の良い場所を提供したいとの想いで立ち上げられた「みんなの家」プロジェクトに取り組まれています。
 CCCと伊東豊雄氏は、両者が行っている東日本大震災被災地支援へのコンセプトが同じであることを受け、東日本大震災により失われてしまった、子どもたちが笑顔で遊べる「場」、希薄になってしまった地域の方々のコミュニティの「場」となる施設を建設する『子どもたちの遊び場をつくろう』を共に取り組みます。建設地は宮城県東松島市に決定し、施設の設計・建築は伊東豊雄氏が手掛けます。建設費用は「Tポイント募金」によりT会員のお客さまからご支援いただき、7月18日にTサイト上にて『子どもたちの遊び場をつくろう』の募金受付を開始いたします。
 
 CCCは、これからも「人のため・人と人や社会をつなぐみんなのポイント」となることを目指して、Tポイントアライアンス企業88社のネットワークと、日々Tカードをご利用いただいている4,093万人のお客様とのネットワークとをつなぐ継続した支援に取り組んでまいります。
 
「Tカード提示で被災地の子どもたちに笑顔を。」プロジェクト『子どもたちの遊び場を作ろう』概要
■実施期間:2012年7月18日(水)~2013年3月31日(日)
■施設名称:こどものみんなの家
■建設地:宮城県東松島市
※仮設住宅の敷地内に建設いたします。
■建設費用:750万円
※別途、建設資材提供やボランティアスタッフによる建築作業などにおいて支援いただく予定です。
■建設件数:1軒
■設計・建設:伊東豊雄建築設計事務所
■支援方法:Tポイント募金
※1ポイントから募金が可能です。
■プロジェクト特設ページ:http://tsite.jp/r/cpn/tj2/bokin.html
■寄付の流れ:寄付いただいたTポイントは、1ポイント=1円換算し、当社が寄付金全額を建設に関する費用にあて、建設した施設を行政に寄贈いたします。
■完成予想図
完成予想図
完成予想図
 
■伊東豊雄氏プロフィール
1941年生まれ。1965年東京大学工学部建築学科卒業。1971年アーバンロボット設立。1979年伊東豊雄建築設計事務所に改称。主な作品に「せんだいメディアテーク」、「多摩美術大学図書館(八王子キャンパス)」、「2009高雄ワールドゲームズメインスタジアム(台湾)」などがある。現在、「みんなの森 ぎふメディアコスモス(岐阜市)」、「台中メトロポリタンオペラハウス(台湾)」などのプロジェクトが進行中。日本建築学会賞作品賞、ヴェネチィア・ビエンナーレ「金獅子賞」、王立英国建築家協会(RIBA)ロイヤルゴールドメダル、朝日賞、高松宮殿下記念世界文化賞など受賞。東日本大震災では代表作の一つである「せんだいメディアテーク」が被災し、その復旧に携わったことをきっかけに、各地の復興活動に精力的に取り組んでいる。今夏開催されるヴェネチア・ビエンナーレでは日本館のコミッショナーに就任。「みんなの家」を実際に被災地に建設し、その思考と議論のプロセスの全てを展示で紹介、「建築とは何か」を問いかける。
 
■伊東豊雄氏のコメント
3.11から1年が過ぎ、あの想像を絶する映像は私たちの記憶から次第に遠ざかりつつあります。しかし復興は一向にはかどらず、被災地の人々は相変わらず厳しい生活を強いられています。このような人々のために、私達は「みんなの家」をつくろうという運動を続けてきました。味気ない仮設住宅地内や、被災した商店街に人々が集まって、大きなテーブルを囲んで飲み、食べ、話し合える、小さな、しかし心温まる家をつくる試みです。Tポイントでは震災直後から、被災地の子供のための児童館を提供してきました。そして今回、Tポイントからの寄附を募って「子供のためのみんなの家」をつくる提案をされています。家も学校も失った多くの子供達が、かつての仲間と離れ離れに住むことを余儀なくされ、狭い仮設住宅で孤独な生活に明け暮れています。こうした子供達に、友達同士集まって、話し合える心と心の通じ合える場を提供したい。そしてこの子供達が将来自分達のまちをつくる主役になって欲しい。この素晴らしい企画のために、是非皆さんの力を貸して下さい。
 
■みんなの家プロジェクト
東日本大震災被災地を受けて、建築家に何ができるのかを問うために、伊東豊雄、山本理顕、内藤廣、隈研吾、妹島和世の5名の建築家が「帰心の会」を結成。10万人以上の人々が家を失い、無味乾燥な仮設住宅での厳しい暮らしが続く中、より人間的で居心地の良い場所を提供したいとの想いから、『みんなの家』プロジェクトを提唱。『みんなの家』とは、(1)家を失った人々が集まって語り合い、心の安らぎを得ることのできる共同の小屋、(2)住む人と建てる人が一体となってつくる小屋、(3)利用する人々が復興を語り合う拠点となる場所である。人々が集うことで何かが発信・創造され、コミュニティのための場所となることを目指す。岩手県、宮城県、福島県の3県の被災地の仮設住宅地を中心として、被災した商店街や漁業、農業の拠点、被災した住宅地内等に建設していく。『みんなの家』第一号は2011年10月末に宮城県仙台市宮城野区内に完成、2012年5月には岩手県釜石市平田地区に2軒目が、6月には釜石市内商店街に3軒目が完成。岩手県陸前高田市にも建設が決定している。

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カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
Tポイント&アライアンスカンパニー 広報担当:安藤
TEL:03-6800-4464